リスクの管理
お金のトラブルを避けるために、身近に存在するリスクについて考えます。
大人でも詐欺や偽の情報に騙されることがあります。子どもたちはさらに信じやすく、インターネットに親しみがあるため、リスクに対して脆弱です。
基本的なお金との付き合い方、インターネットによるトラブルの実態を知り、巻き込まれない態度を身につけていきます。
さらに予期せず起きるトラブルへの備えとして、家族や自分を守るための保険の種類と仕組みを学びます。将来のリスクを減らし備える力を養うことができます。
📕年齢別の学習ステップ
6〜11歳
身近なトラブルと備えを理解する
小学生が巻き込まれるお金のトラブルの実態を調べます。子ども同士のお金の貸し借りがトラブルに発展することがあります。また、インターネットのトラブル事例を家庭で話し合い、SNSなどで共有してはいけない写真や個人情報の扱いを教えます。
困りごとが起き場合にすぐに相談できる人を決めておくのも大事です。事故や病気が生活に影響を与えることを理解させ、備えとしての保険についえ教えましょう。家庭で加入している保険内容や修学旅行の保険を題材にしてみましょう。
12歳〜
金融商品のリスクとリターンを理解する
インターネット上の詐欺広告やフィッシング詐欺の存在を知り、アクセスしてはならないことや、見知らぬ人に個人情報を共有しないように伝えましょう。
オンラインで商品購入する際は、信頼できるサイトを利用しましょう。次に支払い方法の種類を学びます。クレジットカードとプリペイドカードの違い、ローンの仕組みと注意点を説明します。特にローンには借金と利息の返済義務が生じることを教えましょう。
日常生活では、人にけがをさせたり、物を壊したりする可能性があることを認識させ、そうなった場合に弁償しなければならないことを理解させます。保険は事故や病気のリスクを軽減する手段であることを教えましょう。