家庭で加入している保険の内容を子どもと話してみよう
👍 おすすめポイント
日常生活で事故が起きたり病気になると、生活が大変になったり、他の人に迷惑をかけてお金が必要になることがあります。お子さんと安全な行動について話し合い、保険の役割を学び、リスクに備えましょう。
🗓️ トライ期間
週末など、家族で時間があるときに実施します。保険を見直すタイミングに行っても効果的です。
🏃♀️トライのはじめかた
STEP1:保険の役割や仕組みについて理解しよう
保険の役割は?
日常生活にはさまざまなリスクがあります。親が病気で働けなくなった場合、治療費や生活費が必要になったり、自動車事故を起こせば、相手の車の修理代や治療費を負担しなければならなかったりすることもあります。なかには、貯金では賄えないほどの高い金額を払わなければならないときもあります。起きる可能性は低いけれど、万が一起きたときにダメージが大きく、お金に困らないようにするのが保険です。
保険の仕組み
保険は、加入している人が少しずつお金(保険料)を支払い、万が一のことが起きたときにお金を受け取れる仕組みです。自分の貯金は少しずつ貯めていくのですぐに大きなお金を用意することはできませんが、保険は契約をしたときから何か起きたときにお金を受け取ることができます。ただし、リスクが起きなかった場合はお金を受け取れない場合があることも理解しておきましょう。
参考サイト) 公益財団法人生命保険文化センター
STEP2:加入している保険について話そう
日本には年金や医療保険といった公的な制度がありますが、それだけでは足りない部分もあります。そんなときに備えるために、生命保険や損害保険があります。実際、家族が加入している保険がどういったリスクに備えた保険で、なぜその保険に入ったのかを子どもに説明してあげましょう。合わせて、月々の保険料と払い続ける期間、いざというときにいくら支払われるかも伝えましょう。なるべく子どもが想像しやすいよう、親が病気や怪我をしたとき、家が火事になったとき、子どもが自転車事故を起こしてしまったとき、友達の家で高価なものを壊してしまったときなど、具体的なシチュエーションで話してあげるといいでしょう。
STEP3:万が一を減らすためにできることを考えてみよう
日常生活に起きる危険から自ら守る方法や、他人に怪我をさせたり人のものを壊したりしないための行動など、具体的に何ができるのか親子で一緒に考えます。
具体的なアクション例
・車に乗るときは必ずシートベルトをする
・自転車に乗るときはヘルメットをかぶり、安全運転を心がける
・料理でコンロを使うときは、その場から離れたり、目を離さない
・お店や他人の家で高価なものには触れない、大事に扱う
・家に帰ったら手洗い、うがいを徹底する
・1年に1度は健康診断を受ける
・ペットの散歩をするときは、周りの人の迷惑にならないように気を付ける
「子どもに起こりうるお金のトラブル事例を調べてみる」のトライも合わせて取り組んでみましょう。