プリペイドカードとクレジットカードの違いを学ぼう

👍 おすすめポイント
最近では、現金を使わない「キャッシュレス決済」が一般的になってきました。その中でもよく利用されているのがプリペイドカードとクレジットカードです。一見似ているようで大きく違う両者の仕組みや使い方について、子どもと一緒に楽しく学んでいきましょう。
🗓️ トライ期間
プリペイドカードやクレジットカードを使い始めたタイミングなど、親子で時間があるときに取り組みましょう。

🏃‍♀️トライのポイント

POINT1:プリペイドカードとクレジットカードとの違いを学ぼう

プリペイドカードとクレジットカードの大きな違いは、支払い方式です。 プリペイドカードはあらかじめお金をチャージ(入金)して、その範囲内で買い物をする「前払い式」に対して、クレジットカードは買い物をした後で、後日まとめて支払う「後払い式」です。 両者の違いを表で見てみましょう。
プリペイドカード クレジットカード
支払い タイミング前払い後払い
対象年齢年齢制限がない ※一部あり基本的に18歳以上
利息の有無利息なし支払い遅延で利息がかかる
使いすぎの リスク低い(チャージした額までしか使えない)高い(後払いのため限度額まで使える)
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国際ブランド付きプリペイドカードとは? 
MasterCardなどの国際的なクレジットカードブランドのネットワークを利用できるプリペイドカードで、シャトルペイもその一つです。 国際ブランドが付いていないプリペイドカードは、特定のサービスでのみ支払いできるものが多いですが、国際ブランド付きプリペイドカードはクレジットカードと同様に各加盟店で使用することができます。※一部の加盟店で利用できない場合があります

POINT2:クレジットカードの問題点を考えてみよう

クレジットカードは後払い式のため、プリペイドカードのように残高がなくても買物することができます。そのため無意識のうちに使いすぎてしまい、借金を増やしてしまうリスクがあります。
子どもは、クレジットカードで好きなお菓子を1つ買うときに「お金を借りている」とは思わないかもしれません。実際には、クレジットカード会社がそのお菓子の代金を立て替えて貸しているという仕組みを子どもに分かりやすく伝えることが大切です。
また、借りたお金を決められた支払日に返さないと、借りたお金に加えて事前に決められた遅延損害金がかかります。たとえば、10000円の買い物をして、利息14.6%で1年かけて返済する場合、合計で11460円支払うことになります。
他にも、急にお金が必要になったときに現金を引き出せる「キャッシング」や、月々の支払額を抑えられる「分割払い」や「リボ払い」があり便利ですが、利用すると金利が発生するので注意が必要です。
その点、プリペイドカードは前払い式のため利息や借金の心配はなく、使いすぎを防ぐことができます。両者の特徴をしっかり理解して、お金を計画的に利用することを心がけましょう。
 
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カードの決済方法もさまざま!
カードを利用する際、従来のカードリーダーに差し込む接触型に加えて、様々な決済方法が登場しています。日常生活を通して子どもに教えてあげるといいでしょう。
接触型:カードを機械に差し込む。店舗によっては暗証番号を入力することも
非接触型:カードを決済端末にかざして支払う(タッチ決済、コンタクトレス決済)
コード型:アプリを立ち上げ、QRコードやバーコードなどを使って支払う