お小遣いの残りを貯金してみよう
👍 おすすめポイント
お小遣いの残りを貯金に回すと、子どもの金銭感覚を育てる良い機会となります。残高が増えていく様子を見ることは、子どもの成功体験のひとつとなります。また、特定の欲しいものがない状態でも貯金の大切さを学べるため、子どもの最初の金融教育として有効です。
🗓️ トライ期間
お小遣いを貯金し始めてから、習慣化するまで続けてみましょう。最初は1週間や1ヶ月間など短い期間から始め、徐々に機会を増やしていくことで、習慣化につなげていきます。
🏃♀️トライのはじめかた
STEP1:貯金の意味を教える
子どもに貯金の意味を教えることから始めます。お金は必要なものや欲しいものを買うだけでなく、将来のために貯める重要性も伝えてください。将来の目標を叶えるためにはお金が必要で、コツコツと貯金すれば将来のやりたい夢を実現できると説明します。さらに、親自身の子ども時代の貯金体験を話せば、貯金の重要性をより身近に感じてもらえるでしょう。
将来の目標例:
・海外旅行
・就きたい職業で働くために必要な学費
・ペットを飼う など
STEP2:目標を決め、それに沿って計画を立てる
具体的な貯金目標を決め、計画を立てます。おもちゃやゲームなど欲しいものがある場合は、その金額を目標にします。目標が思い浮かばない場合は、好きな食べ物を買うなど、イメージできるところから始めるのもよいでしょう。貯金をゲーム感覚で楽しめるように、目標金額に達したらクリアとする方法も有効です。
決めた目標に基づいて、達成するための具体的な計画を立てます。期間は子どもの性格や価値観に応じて決めましょう。過去にお金をすぐに使い果たした経験がある場合は、1週間など短い期間で目標を設定します。反対にお金をしっかり管理できそうな子であれば、1ヶ月単位などのある程度長い期間で目標を設定するのもよいでしょう。どのくらいの期間で目標を達成できそうか道筋を提示してあげると、子どもの意欲を高められます。
STEP3:お小遣いを使ったら残額を見る
お小遣いを使ったら、残額を確認します。残った分が貯金になると子どもに伝え、少しでも残す習慣をつけさせることが重要です。残額を可視化するために、シャトルペイの利用レポートをご活用ください。手軽に記録でき、残高の変化を人目で確認しやすくなります。
入念に取り組むのであれば、買い物をするたびにお小遣い帳を記入するのも有効です。
お小遣い帳には、以下の項目を記入しましょう。
お小遣い帳の項目例:
・購入した物
・購入日
・金額
・お小遣い残高
記録をつけておくと残った金額を一目で確認でき、子どものモチベーションアップと自信につながります。さらに一定額を貯めたら小さなご褒美を受け取れるようにすると、子どもの貯金への意欲を維持し、より大きな目標に向かって頑張る力を育てられます。
参考)お小遣い帳の例
STEP4:残りを貯金箱に入れる
定期的に残ったお金を貯金箱に入れましょう。その際、貯めた金額と目標までの差額を確認し、進捗を視覚的に確認できるグラフなどを作成するのがおすすめです。目標達成後は、新たな目標を設定して貯金を続ける意欲を維持できます。
お小遣いがどうしても残らない場合は?
もしお小遣いがどうしても残らない場合は、子どもの使い方に問題があることが考えられます。無駄遣いしてしまう要因のひとつが「必要な物」と「欲しい物」が区別できていないことです。
もしお小遣いがどうしても残らない場合は、子どもの使い方に問題があることが考えられます。無駄遣いしてしまう要因のひとつが「必要な物」と「欲しい物」が区別できていないことです。
直近で購入した物をピックアップしてもらい、一緒に仕分けてみると、今後子どもが優先順位を決めて買い物ができるようになるでしょう。
また、お小遣いを定額ではなく、都度渡す方法も検討しましょう。子どもに購入予定の金額を予想してもらい、実際の価格との差を子ども自身が実感することで、徐々に金銭感覚を養うことが期待できます。