将来の夢を考えてみよう
👍 おすすめポイント
夢を考えることは、将来に向けた第一歩となります。将来の夢を叶えるための具体的なライフプランを考えることで、どれくらいお金がかかるのか把握したり、日々の行動を考えたりするきっかけになります。親としても、その夢の実現のサポートを検討する良い機会となるでしょう。
🗓️ トライ期間
1〜2時間程度、まとまった時間が取れるときに行います。大切なのは、半年に1度など、定期的に将来の夢を見直し、更新する時間を作ることです。夢が変わっていないか、夢の達成に向けて進んでいるか、子どもと一緒に確認するといいでしょう。
🏃♀️トライのはじめかた
STEP1:好きなことを書き出そう
まずは、自分が好きなことや、楽しいと思うことをどんどん書き出します。例えば、「絵を描くこと」「お菓子作り」「野球が楽しい」など、ワクワクすることを10個以上書くといいでしょう。
書き出し終わったら、なぜ好きなのか、なぜ楽しいのかを深掘りしていきます。よりどんなことが好きなのかがわかり、夢が広がっていきます。親子で対話しながら子どもの考えを深めるサポートをしてあげましょう。
好きなことの深掘りの仕方は?
例:バスケットボールが好き
なぜ好きなのか、どんなときが楽しいかを書き出し、その理由を考えます。
・シュートを決めた瞬間の歓声が好き
→人の心を動かすことが好き
・チームメイトと一緒の練習が楽しい
→仲間と一緒に何かすることが好き
・プレイも好きだが観戦するのも楽しい
→戦術やプレイを学び考えるのが好き
→観戦内容を人に伝えるのが好き
STEP2:得意なことを書き出そう
次に、得意なことを考えます。例えば、「計算が速い」「裁縫が上手」「人の意見をまとめるのが得意」など、過去の経験を振り返りながら、他の人に頼られたり、褒められたりしたことを10個以上書き出します。家族や先生、友達に聞くと、より得意なことを見つけることができるでしょう。
STEP3:憧れるものを書き出そう
憧れの人がいる場合は、そこから考えることも一つの方法です。憧れる人は家族や先生など身近な存在でも、スポーツ選手やアイドルなどの有名人でも構いません。なぜ憧れているのか、どんなところが理想なのか、STEP1同様に深掘りして考えます。憧れの人の職業になるのは難しいと思っても、そこから関連する仕事が夢になる場合もあります。
憧れるものの深掘りの仕方は?:
例:歌手に憧れている
・歌で多くの人を感動させるのがすごい
→歌で人を感動させたい
・曲が魅力的
→作詞してみたい、作曲してみたい
・歌手には憧れるが、自分は歌が苦手
→歌手をプロデュースして多くの人に広めたい
STEP4:夢を描いてみよう
STEP1〜3で描き出したことを組み合わせたり、優先順位をつけたりしながら、自分がどんな仕事や活動がしたいのか、想像してみましょう。例えば、バスケットボールの観戦が好きで、文章を書くのが得意なのであればスポーツライターが夢になるかもしれません。子どもの想いを尊重しながら、親がサポートしてあげるといいでしょう。
STEP5:夢に向けできることを書いてみよう
どうしたら夢を実現できるのか、夢を叶えるために必要なことを調べて書き出します。例えば、大学など決められた学校を卒業する、資格を取得するといった条件や、大勢の人の前で話す、面白いアイデアを考えるといった能力などです。合わせて、条件に必要な学費や塾代、資格取得費用、能力を身につけるための習い事代などのお金も書き出すといいでしょう。
次に、今から2〜3年ごとに必要な能力や身につけるためにやることを具体的に書き出します。例えば、英検3級に合格するために1週間で英単語を⚪︎個暗記する、毎試合シュートを決めるために、毎日シュート練習を⚪︎回する、などです。小さなステップから始めると、夢に向けた1歩を実感できるでしょう。
参考)夢の応援のために活用できるシャトルペイのオススメ機能:
仕事機能:子どもの応援したい習慣化を仕事として登録してみよう
- 毎日、シュート練習を⚪︎回する
- 毎週、英単語を⚪︎個暗記する
貯金機能:目標を設定して、毎月の自動貯金で目標金額を積み立てよう
- 絵を上達させるためにペンタブレットを買う
- 動画の撮影を学ぶためにカメラを買う
それでも将来の夢が見つからないときは?
興味のあることに挑戦するなど、まずは様々な体験をしてから考えてみるといいでしょう。身近な大人の話を聞いてみたり、本を読んでみたりすることで、興味が持てる分野を広げることもできます。
もしくは、「なりたくない自分」「苦手なこと」から考えるのも一つの方法です。例えば、不規則な生活はしたくないから、会社員など規則正しい仕事がしたい、多くの人と接するのが苦手だから研究職やプログラマーなど一人で集中して取り組みたいなど、夢のヒントが見つけられます。夢が見つからなくても焦らず、時間をかけて探していきましょう。