子どもが好きな銘柄を選んで、大人が運用してみよう
👍 おすすめポイント
子どもと一緒に株式投資を体験すれば、楽しみながら企業やビジネスの仕組みに興味を持たせられます。さらに、実際の株価変動や配当金の受け取りを通じて投資の仕組みを具体的に学べるため、将来の金融リテラシーの基礎も育てられるでしょう。
🗓️ トライ期間
投資を開始する前に、金融商品の種類や投資とギャンブルの違いなど、基礎知識を身につけましょう。国内株式なら配当金や株主優待を得られます。余力があれば1年以上運用し、子どもと一緒に体験してみましょう。
🏃♀️トライのはじめかた
STEP1:株式の基本を理解する
株式の基本を簡単な言葉で子どもに説明します。例えば以下のように伝えると、子どもは理解しやすいといえます。
「株式投資は、会社を応援しながらお金を増やす方法だよ。新商品が人気を集めれば、みんなの生活が便利になって、投資した人もお礼としてお金をもらえるんだよ。でも、会社の調子が悪くなると、株式の値段が下がるから気をつけないといけないね。」
このように、子どもの目線で株式投資の基本的な仕組みと利点、リスクを伝えることで、理解を深めやすくなります。さらに、以下の点も押さえておくと良いでしょう。
株式投資の基本
株式:会社がお金を集めるために発行するもの
株主:お金を出して会社を応援する人たち
株式を買うメリット:会社が成長すると利益を得られる可能性がある
リスク:会社の業績が悪化すると損をする可能性もある
株式の買い方:証券会社を通じて購入できる
上場株式:誰でも買える株式で、4つの数字(銘柄コード)がついている
STEP2:子どもと一緒に銘柄を選ぶ
子どもが興味を持てる銘柄を提案してみましょう。例えば、以下のような企業が挙げられます。
企業例
・コカ・コーラ(ジュース)
・カルビーや湖池屋(お菓子)
・タカラトミー(おもちゃ)
・マクドナルド(ファストフード)
・サンリオ(キャラクター)
銘柄選びに迷った場合は、昔から人気の商品を製造している会社や、一度人気が下がり最近再注目を集めているキャラクターの会社などの株を検討してみるのもおすすめです。また、新製品や新サービスに注目し、将来の業績への影響を話し合って銘柄を選んでみるのも有効です。
株主優待がある企業を選ぶと子どもの楽しみが増えますが、優待を受けるために必要な株数や資金の事前確認が重要です。多くの企業では100株以上の保有が優待の条件となっていますが、1株~99株(単元未満株)でも優待を受けられる企業もあります。
選んだ銘柄については、株価、配当利回り、リスク、予算、損失時の対応策なども一緒に確認しながら決めていきます。
STEP3:子どもと一緒に購入してみる
銘柄が決まったら、子どもと一緒に購入してみましょう。子どもと意見を出し合いながら購入株数や予算を具体的に検討します。例えば、「この会社の株を何枚買う?」「いくらまでなら使っていい?」といった質問を投げかけ、子どもの考えを聞いてみるのも良いでしょう。購入過程を通じて、子どもは実際の手順も学べます。
STEP4:企業の活動を一緒に観察する
株を購入したあとは、企業のニュースやイベントに注目します。例えば、「任天堂が新しいゲームを発売したよ」「ディズニーランドに新しいアトラクションができたんだって」など、企業関連の話題を一緒に追いかけてみましょう。企業活動が株価に与える影響を観察し、ビジネスの仕組みへの興味を育てます。
STEP5:子どもと一緒に株価の動きをみてみよう
株式投資の運用は大人が行いますが、その経過は子どもと一緒に確認しましょう。月に1回など定期的な振り返りの時間を設け、購入した株式の価格変動や配当金の状況など、投資の進捗を記録します。株価の変化だけでなく、投資先企業のニュースなども確認し、前回の確認時との違いを話し合うのがおすすめです。振り返りを通じて、子どもの思考力を育むと同時に、親子のコミュニケーションも深められます。
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